
導入企業: 株式会社サンプラテック
業種: プラスチック製理化学機器の製造販売
従業員数: 40名
導入拠点: 大阪本社・名古屋支店・東京支店
設立: 1976年1月
従業員数: 40名
企業サイト: https://corp.sanplatec.co.jp/
通販サイト: https://www.sanplatec.co.jp/

株式会社サンプラテックは、1960年の創業以来、プラスチック製理化学機器の開発・製造・販売におけるパイオニアとして、日本の科学研究と産業を支え続けてきた企業である。大阪市北区に本社を構え、東京支店、名古屋支店の国内3拠点に加え、2017年には米国シリコンバレーにも代行オフィスを設置。従業員40名という少数精鋭の体制で、約7,000アイテムにも及ぶ製品群を展開している。
同社の事業の特徴は、ファブレスメーカーとしてのビジネスモデルにある。自社工場を持たず、製品の設計・開発に注力しながら、製造は外部の加工委託先や倉庫と連携して行う。ビーカーやフラスコといった基本的な樹脂製実験器具から、グローブボックス、デシケーター、ドラフト・フードなどの大型実験機器、さらにはフッ素樹脂製の高機能容器まで、その製品ラインナップは実に幅広い。「お客様目線のモノづくり」を企業理念に掲げ、特注品を1点から受注する「特注工房」サービスや、オリジナルブランド「Platine」「IREMONO」「iP-TEC」「LC4P」の開発など、顧客ニーズに寄り添う姿勢を一貫して貫いてきた。ISO9001認証を取得し、医療機関、官公庁、大学、民間企業と幅広い顧客基盤を持つ同社は、まさに日本のものづくりを陰から支える存在だ。
サンプラテックが抱えていた課題
「電話だけ」のコミュニケーションが生んだ見えない壁
サンプラテックが抱えていた課題は、多くの中小企業に共通するものだった。大阪本社と東京支店、名古屋支店の3拠点を結ぶコミュニケーション手段が、事実上「電話だけ」だったのである。
40名という組織規模は、全員の顔が見える距離にいれば強みになる。しかし、拠点が分散した途端、その少人数体制がコミュニケーションの脆弱さとして表面化する。名古屋支店には2名、東京支店には1名と、各拠点に配置された社員は限られている。日常のちょっとした相談、判断を仰ぎたい瞬間、あるいは雑談の中から生まれるアイデア——電話というツールでは、こうした「気軽なコミュニケーション」が圧倒的に不足していた。
電話は用件がなければかけられない。わざわざ電話するほどでもない些細な確認事項が積み重なり、情報の断絶が少しずつ組織に影を落とす。加えて、ファブレスメーカーとして倉庫や加工委託先と密に連携する同社にとって、映像を伴わないコミュニケーションは製品確認の精度という実務面でも限界があった。以前はiPadとSkypeを使い、製品の細かい部分を映像で確認するといった運用も試みていたが、Skypeのサービス終了により利用できなくなり、その後はLINE WORKSで代用していた。
選定の決め手——「安定性」と「専用機ならではの信頼感」
LoopGateは、株式会社RTCテックソリューションズが開発・提供するリモートコミュニケーションシステムである。3,000社以上の企業や官公庁に導入されており、テレビ会議にとどまらず、拠点間の常時接続、リモート窓口、閉域網対応など多様な利用シーンに対応する。中でも常時接続ソリューションの「お隣オフィス」は、離れた拠点の空間同士を常時映像で繋ぎ、まるで隣のオフィスにいるかのような一体感を創出するサービスだ。
お隣オフィスの導入を決断した背景には、いくつかの要因がある。
まず、安定性への信頼だ。一般的なWeb会議ツールは、会議のたびに接続し、終われば切断する。対して常時接続システムは、朝から晩まで途切れることなく映像と音声を繋ぎ続ける必要がある。LoopGateの専用端末は、その安定稼働のために設計されたハードウェアであり、PCベースのWeb会議ツールとは設計思想が異なる。
次に、操作の簡便さ。LoopGateの専用端末はリモコン一つで操作でき、ITリテラシーに依存しない。少人数の組織では「誰でも使える」ことが導入の成否を分ける。専任のIT担当者がいない環境でも、電源を入れれば自動的に接続が始まるシンプルさは大きな魅力だった。
そして価格面での納得感。大阪本社には大型モニター用のディスプレイラックと一体型カメラスピーカーマイクのセット、東京・名古屋の各支店には小会議セット(WebカメラLogicool C920eとスピーカーフォンJabra SPEAK510)を配置する構成で、初期投資と月額コストのバランスが取れた提案がなされた。リース契約の活用により、初期費用の負担も平準化されている。
お隣オフィスはサンプラテックの課題をどのように解決したか
“つながっている安心感”が組織を変えた
導入後、サンプラテックの3拠点は毎日お隣オフィスで常時接続されている。「当初のコミュニケーション課題は解決され、常時接続でうまく活用できています」と語る。東京拠点のビルWi-Fiが原因で稀に通信速度が低下することはあるものの、それ以外は問題なく日常的に利用しているという。
常時接続がもたらした最大の価値は、「つながっている安心感」である。モニター越しに相手の姿が見えることで、電話をかけるべきかどうかを迷う必要がなくなった。相手の表情や様子が見えるから、声をかけるタイミングが自然にわかる。これは、電話やチャットでは決して得られない体験だ。
40名という組織だからこそ、一人ひとりの「存在感」が業務に直結する。名古屋に2名、東京に1名しかいない支店の社員にとって、大阪本社の雰囲気がリアルタイムで伝わることの心理的効果は計り知れない。孤立感の解消、帰属意識の維持、そして「気軽に相談できる」環境の構築——これらは定量化しにくいが、組織の結束力に直結する要素だ。
今後の展望
常時接続を起点とした”コミュニケーションDX”の深化
サンプラテックにおけるお隣オフィスの活用は、3拠点の常時接続にとどまらない。導入後の商談では、同社のビジネスをさらに進化させるいくつもの可能性が浮かび上がっている。
最も具体的な関心を集めたのが、オブジェクトカメラの活用である。1cmまで被写体に寄ってもピントが合う高精細カメラは、プラスチック製理化学機器という精密な製品を扱う同社にとって理想的なツールだ。倉庫に保管された製品の微細な状態確認や、加工委託先との品質チェックなど、ファブレスメーカーならではの業務課題を映像の力で解決する可能性を秘めている。「現場担当者にも確認してみたい。ぜひデモ機をお借りしたい」と前のめりに語ったことからも、その期待の大きさがうかがえる。
ブラウザリンク機能への期待も大きい。スマートフォンのホーム画面に置いたアイコンをタップするだけで、アプリのインストールもログインも不要でお隣オフィスのルームに接続できるこの新機能は、外出先からの接続ハードルを劇的に下げる。営業担当者や経営層が外出中でも、タブレットやスマートフォンから即座にオフィスとつながれる環境は、機動力の高い少数精鋭チームにとって大きな武器となる。
ブラウザリンク機能——URLひとつで、どこからでも即参加

「専用機がなくてもURLひとつでスマホ・タブレット・MACからでも即参加可能」「インストール不要・臨時利用に最適・QRコードでもアクセス可能」
常設は専用機で安定運用、臨時はブラウザで柔軟対応できるため、全拠点に配備せず導入ハードルを大幅に低減します。災害や出張・在宅でも業務が止まらず、現場・支社など利用シーンが広がります。従来のワンタッチ操作に加え、QRコードやURLクリックだけで誰でも簡単に使えます。
※ クラウド利用限定の機能となっております。




