監視カメラと常時接続の違いとは?リモートのマネジメント課題を解決する方法

監視カメラと常時接続の違いとは?リモートのマネジメント課題を解決する方法

リモート常時接続ならテレワークでもすぐに相談や報告が可能に

近年、テレワークの普及や複数拠点の展開により、従業員が離れた場所で働く機会が増えています。それに伴い、管理職やマネジメント層からは「離れた拠点のメンバーが何をしているか見えない」「遠隔でも適切に業務状況を把握し、管理できるようにしたい」という切実なマネジメント課題の声が高まっています。

株式会社SMBが経営者・管理職に対して実施した「リモートワークをしている従業員の業務把握」に関する調査によると、リモートワークの課題・デメリットとして「従業員間のコミュニケーションが減少した(平均42.1%)」「業務の進捗状況を把握しづらい(平均32.4%)」という回答が上位に挙がりました。
引用:株式会社SMB 「リモートワークをしている従業員の業務把握に関する調査」(PRTIMES)より

この調査結果から見ても、企業の規模に関係無く、対面機会の喪失がチーム内の意思疎通や「業務の可視化」に深刻な影響を与えていることがうかがえます。
こうしたマネジメントの課題に対し、リモート常時接続システムを導入し管理環境を整備する企業も増えてきていますが、日常的にカメラを向けられることは、人によっては「監視されている」印象を持たれます。
では、リモート常時接続は監視カメラとは何が違うのでしょうか。

この記事では、テレビ会議システムを使用したリモート常時接続システムと、Webカメラ・ネットワークカメラなどによる監視カメラとの違いについて解説します。

離れた従業員のマネジメント課題を解決する方法とは?

「サボっていないか不安」「適切に業務が行われているか確認したい」といった、管理職が抱えるリモートや複数拠点のマネジメント課題。特に、リモートワーク中の従業員や離れた拠点・オフィスの別階層は日常の動向が把握しにくいため、可能な限り現地へ行って様子を把握・ケアしたいでしょう。しかしながら、移動時間を考慮すると頻繁な移動は効率的ではありません。

そこで、離れた拠点のマネジメントを効率的に行う手段として、オフィスの様子をモニターに映し出し、拠点の様子を確認できる環境を作る方法があります。

その手段としては、

  • 社内に監視カメラを設置し、特定のモニターに映し出す。
  • テレビ会議システムでリモート常時接続の状態にする

以上の2点が挙げられますが、これらはオフィスの状況を映しだす点では同じものですが、その性質は大きく違い全く別物です。

マネジメントの有効範囲を拡大させる環境づくりとは?

監視カメラは一方的な“管理・防犯”が目的

監視カメラは、犯罪を防ぐために利用されるのが一般的でその名の通り監視が目的です。防犯や記録を目的に設置されることがほとんどで、コミュニケーションを取ることは用途にしていません。

ビジネスシーンで使用されますが、大半は工場などの生産現場に設置され、状況を「管理」する目的でのケースが多いです。コミュニケーションを伴わない用途であれば、テレビ会議システムよりも監視カメラの方が適している場合が多いといえます。

また、監視カメラは多くの場合、また、監視カメラは多くの場合、監視対象の手が届かない場所に設置され、監視される側からは操作ができず、映像の確認もできません。操作確認ができてしまえば、そもそも監視の役割が無くなってしまいます。操作確認ができてしまえば、そもそも監視の役割が無くなってしまいます。

監視カメラの画像

リモート常時接続は双方向のコミュニケーションが目的

一方でリモート常時接続は、リモートワーカーや離れた拠点同士を映像と音声で常につなぐ仕組みです。バラバラに点在する拠点間でお互いのオフィス映像が常時接続されるので、各拠点が合体したような雰囲気のもとでビジネスを進められます。

監視カメラとは異なり、特定の管理者が一方的に現場を見るのではなく、接続された空間にいるスタッフ全員がお互いの映像を確認できるのが特徴です。マイクとスピーカーを使用してリアルタイムでの会話が可能となるため、相手の状況を見ながらいつでも声をかけることができます。

常時接続の導入でチーム内の心理的ハードルが下がる理由

監視カメラとリモート常時接続の項目別違いについて

監視カメラとリモート常時接続システムには明確にどのような目的や違いがあるのかをまとめます。

  リモート常時接続 監視カメラ
設置目的 コミュニケーション 監視・管理・防犯
コミュニケーション 双方向
常時接続に接続している場所すべてが、互いに音声と映像を使ってコミュニケーションが取れる。
一方向
映像を確認することが目的であるため、コミュニケーションは取れない。
モニター設置場所 各拠点に設置
リモートワーカーはタブレットやスマホなど
管理室など特定の場所に設置
カメラの設置場所 フロア全体が見渡せる場所の他、デスクなど用途に応じて設置場所を選べる。また、Webカメラを使うため自由に移動が可能。 フロア全体が見渡せる手の届かない高い場所。 原則、固定設置のため移動不可能。
機器の操作 カメラの方向・接続地点・スピーカーマイクのON/OFF、切断といった操作が自由に行える。 監視者のみ操作が可能。
心理的な印象 双方向のコミュニケーションができるので、見られているというよりは一緒にいる感覚になり、安心感がある。 一方的に見られている感覚があり、威圧的で心理的な負担がかかる。

このようにテレビ会議システムの常時接続では、「見られている」感覚よりも「一緒にいる」感覚になり、連携が取りやすいのが魅力です。

もしも常時接続システムに興味がある方は、「お隣オフィス」を試してみませんか。資料の詳細については、以下をご覧ください。

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リモートマネジメントに有効な常時接続はオフィスの”インフラ”

離れた拠点を管理する際、見えない不安から「サボり防止のために監視したい」という発想になりがちです。しかし、現代のマネジメントにおいて本当に有効なのは、「監視ではなくコミュニケーション」を重視する組織・チーム作りです。

監視ツールの導入ではなく、常時接続システムを活用して「孤立を防ぎ、サポートする」ための見守りの姿勢へ転換することが重要です。非言語情報(カメラ越しの表情やしぐさ)を共有することで、心理的安全性を確保し、孤独感を解消しながら生産性を向上させることができます。

行動を細かくチェックするのではなく、目標や成果の共有に基づいた対話を行う環境づくりにおいて、常時接続は強力なインフラとなります。

常時接続ならテレワークでもすぐにコミュニケーションがとれる

テレワークのようにオフィスに居ない勤務形態で、いざ社内の誰かに相談や報告をすることとなった場合、チャットメッセージ(メール)を打ったり、Webミーティングの予約を設定したりと、即時コミュニケーションが取りづらいです。

Webミーティングともなると、お互いのスケジュールを調整する必要があったりと、少々面倒です。しかし常時接続で話せる環境があれば、必要なタイミングに“見えている”人に話しかけることができます。
「今、話しかけても大丈夫そうか」が直感的にわかるため、わざわざチャットで「今お時間よろしいでしょうか?」と尋ねる必要がありません。否定的な反応を恐れず、まるで同じオフィスにいるような感覚で、すぐに相談や報告、アイデアの共有が行えるようになります。

つまり、リアルと同じようなコミュニケーションが図れるのでテレワークでも高い効率を発揮できるのです。

常時接続ならテレワークでもすぐにコミュニケーションがとれる

タブレットやスマホからでもリモート常時接続の環境に接続出来る

常時接続環境は、チームの動きや働き方に合わせて柔軟に接続構成を変えることができるのも利点です。
例えば、基本は各拠点を常時接続の専用機でつなぎつつ、一部のデスクにはタブレットを置いて常時接続に参加させるといった運用ができます。
管理者が外出先や出張先に居るのであれば、手持ちのスマートフォンやPCのブラウザを経由して、オフィスの常時接続空間にアクセスし、現場の状況をサッと確認することも可能です。

固定の監視カメラのような必要機材を揃えることなく、既存の機器を活用したり、自由が利く常時接続のためのモバイル端末を用意したりと、臨機応変に変更できる運用範囲広さも利点です。

タブレットやスマホからでもリモート常時接続の環境に接続出来る

常時接続の導入でチーム内の心理的ハードルが下がる

常時接続を導入すると、お互いの顔が常に見える状態になるため、コミュニケーションの心理的ハードルが大きく下がります。
「見られている」という監視の緊張感ではなく、「空間を共有している」という安心感が生まれます。これにより、ちょっとした業務の確認や、何気ない雑談(雑想)が自然と増え、結果として判断スピードやチームの連携力を持つことができるのです。

リモートワークの課題として、会社への帰属意識の低下や孤独感、そこからの離職が挙げられます。このような課題に対しても、常時接続は有効で、「悩んでいる顔」「バタバタして困っている」ということが見て取れると、フォローが利きケアできるようになります。

リモート常時接続がある環境は、お互いが見えることでその風景が当たり前になり、電話やメールだけよりも相手とのコミュニケーションが圧倒的に取りやすくなり、業務効率や生産性が高まります。スタッフからすれば、円滑に業務が運ぶことはストレスも感じにくくなるため、非常に喜ばれるでしょう。

常時接続の導入でチーム内の心理的ハードルが下がる

実際の常時接続導入事例:社内コミュニケーションの変化とは?

実際に常時接続システムを導入し、社内コミュニケーションの課題を解決した企業の事例をご紹介します。

care design 様

サントリー株式会社 様

静岡県庁 様

Webカメラを監視カメラ化して利用できる?

Webカメラを監視カメラ化して利用はできる?

さて、ここまでは監視カメラとリモート常時接続の違いについて解説してきました。では、Webカメラを監視カメラ化して利用はできるのか?という疑問点についても触れたいと思います。

一般的な「監視カメラ」のイメージは、先述したように物々しく一方的に見られている印象がある一方で、Webカメラはリモート会議などの用途で広く使われているため、最近ではどこでも見かける馴染み深い印象があります。

Webカメラの監視カメラ化は可能

結論としては、Webカメラを監視カメラ化させることは可能です。セキュリティシステムとしてどこまで必要な機能を求めるかにもよりますが、Webカメラを端末につないで、例えば人感センサーなども併せて導入することで動きがあった場合には警告音を鳴らしたり、リモート接続を開始するという仕組みは比較的容易に構築できます。

近年のWebカメラは、モーショントラッキング(特定の物体や動きを検知して自動的に追跡)や顔認識といった多くの機能を備えているものやAIが搭載されたネットワークカメラなど多岐に渡ります。安価なものであれば数千円から、多機能になれるほど高価になります。

Webカメラの監視カメラ化が役立つシーン

Webカメラの監視カメラ化が役立つシーン

Webカメラを監視カメラ化することで、さまざまな場面で活用できるのが大きなメリットです。特に、自宅やオフィスなどの日常的な環境で防犯対策や見守りに役立つ点が注目されています。以下に具体的な活用シーンを挙げ、Webカメラの活用法を解説します。

1. 自宅での防犯と家族の見守り

Webカメラを使えば、自宅の玄関や窓の近くに設置して監視カメラ化して利用できます。動体検知機能やリアルタイム通知を設定することで、不審者が侵入した際に即座にスマートフォンへ通知を受け取ることが可能です。また、ペットの様子をモニタリングしたり、子どもの留守番時の安全を確認するための見守りツールとしても役立ちます。赤外線機能や暗視機能を備えたWebカメラを活用すれば、夜間の監視も可能になります。

2. 小規模オフィスでのセキュリティ強化

オフィス内のセキュリティ対策としても、Webカメラを監視カメラ化する方法は非常に有効です。例えば、出入口や重要な設備が置かれているエリアにカメラを設置することで、不正アクセスや機密情報の漏洩を防ぐ手助けとなります。Wi-Fi接続を活用すれば、複数のカメラをネットワーク経由で管理できるため、低コストで効率的な監視環境を構築することが可能です。

3. 遠隔地からのリアルタイム監視

Webカメラを監視カメラ化することで、外出先から自宅やオフィスの状況を確認できるのも大きな利点です。専用のソフトウェアやアプリを使えば、スマートフォンやタブレットからリアルタイムで映像を確認したり、過去の録画データをチェックすることができます。特に、災害時や緊急時に自宅や職場の状況を遠隔で把握できる点は安心感を提供します。

Webカメラの監視カメラ化は、家庭からオフィス、さらには遠隔地の監視まで、幅広い場面で役立つ柔軟な防犯ソリューションです。これにより、専用の監視カメラを導入する前の試験的なステップとしても、多くの方にとって魅力的な選択肢となるでしょう。

拠点間の常時接続なら専用の「お隣オフィス」がオススメ

今回はテレビ会議の常時接続の概要をおさらいしつつ、Webカメラを監視カメラ化する場合との違いについて解説しました。
拠点の状況をしっかりと把握し、かつチームのコミュニケーションを活性化させるなら、安定してつながり続ける専用システム『LoopGate(お隣オフィス)』の導入がオススメです。

  • 3,000社以上の導入実績があり信頼できる
  • ボタン一つで簡単に接続できるため使いやすい
  • 目的や働き方に合わせた常時接続の構成ができる

常時接続のために選定されたカメラやスピーカーマイクがパッケージングされた製品ですので、導入もしやすく快適な常時接続環境が用意できます。

「遠隔でもマネジメントできる環境を作りたい」「監視ではなく、自然なコミュニケーションでチームを強くしたい」とお考えであれば、ぜひLoopGateの導入をご検討ください。システムの詳細やオンラインデモのご依頼は、お気軽にお問い合わせください。

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